木端の火(読み)こっぱのひ

精選版 日本国語大辞典 「木端の火」の意味・読み・例文・類語

こっぱ【木端】 の 火(ひ)

① 木のけずりくずなどが燃える火。
開化のはなし(1879)〈辻弘想〉二「所謂炬燵兵法、畳の水練木屑(コッパ)の火ほども用立たず」
② (すぐ燃え尽きて火持ちがしないところから) はかないこと、たわいのないことのたとえ。
滑稽本八笑人(1820‐49)初「子曰(しのたまはく)こっぱの火と論語にもあるは。夫(それ)でたはいのない筋がわかるだらう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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