木綿漂白(読み)モメンヒョウハク

化学辞典 第2版 「木綿漂白」の解説

木綿漂白
モメンヒョウハク
cotton bleaching

綿に含まれる白色でない微量不純物を酸化または還元し,脱色すること.綿糸でも行うが,布状で行うことが多い.塩素漂白(さらし粉次亜塩素酸ナトリウム)か過酸化水素漂白が用いられる.さらし粉1~2% の液で2~3時間漂白,水洗,希硫酸中和,水洗,脱塩素の工程をとることが多い.過酸化水素漂白は繊維重合度を下げることが少なく,白度にも耐久性があるが操作若干複雑である.通常は,のり抜きを含めた精練工程と連続化して行われる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android