木造小屋組み(読み)もくぞうこやぐみ

世界大百科事典(旧版)内の木造小屋組みの言及

【小屋組み】より

…この三つの部材だけで構成される小屋組みは垂木小屋組みと呼ばれ(図-a),原始時代の住居や未開地の建築でよく用いられているが,棟木を直接,柱または壁で受けなければならず,間取りに制約を与えるので,現代では小規模な建物以外ではあまり用いられない。 一般的に用いられる木造小屋組みは,一般の木造住宅で使われる和風小屋組み,はり間の大きな木造建築で使われる洋風小屋組みが代表的なものである。和風小屋組みは,軒桁の間に松丸太などによる太い小屋ばりを1.8~2.7m間隔で架け渡し,その上に,小屋束(こやづか)と呼ばれる短い柱を約1m間隔で建て,この小屋束の上に,軒桁,棟木と平行に,母屋(もや)と呼ばれる水平部材を架け,この母屋で垂木の中間部分を支えるしくみである(図-b)。…

※「木造小屋組み」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android