木間星箱根鹿笛(読み)このまのほしはこねのしかぶえ

精選版 日本国語大辞典 「木間星箱根鹿笛」の意味・読み・例文・類語

このまのほしはこねのしかぶえ【木間星箱根鹿笛】

歌舞伎脚本。世話物。四幕。河竹黙阿彌作。明治一三年(一八八〇東京新富座初演。士族岩淵九郎兵衛は、ともに駆け落ちしたおさよを貧苦のあまり女郎に売ったあと、旅芸者のおきつになじむが、たまたま会ったおさよに恨みごとを言われて彼女を殺してしまう。のち、神経病にかかっておさよの亡霊に悩まされ、おきつをはじめ多くの人を殺す。「神経病の二番目」と呼ばれた散切物。おさよ九郎兵衛。おさよの怪談

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「木間星箱根鹿笛」の解説

木間星箱根鹿笛
このまのほし はこねのしかぶえ

歌舞伎・浄瑠璃外題
作者
河竹新七(2代)
初演
明治13.11(東京・新富座)

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