未来永劫(読み)ミライエイゴウ

デジタル大辞泉 「未来永劫」の意味・読み・例文・類語

みらい‐えいごう〔‐エイゴフ〕【未来永×劫】

これから先、無限に長い年月にわたること。みらいようごう。「戦争の苦しみを未来永劫忘れない」

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精選版 日本国語大辞典 「未来永劫」の意味・読み・例文・類語

みらい‐ようごう ‥ヤウゴフ【未来永劫】

太平記(14C後)三三「僅の欲に耽り情なき事共を巧み出し振舞し事、月を阻てず因果歴然乍に身に著きぬる事、是又未来永劫(ミらいヤウコウ)業障(ごっしゃう)也」

みらい‐えいごう ‥エイゴフ【未来永劫】

〘名〙 未来にわたる非常に長い年月。また、副詞的にも用いて、永遠にの意を表わす。みらいようごう。
二人むく助(1891)〈尾崎紅葉〉六「未来永劫(ミライエイガウ)浮む事あるべからず」

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四字熟語を知る辞典 「未来永劫」の解説

未来永劫

未来にわたって永久であること。終わりのない未来。

[使用例] 未来永劫に試験制度を呪詛する事を記憶せよ[夏目漱石三四郎|1908]

[使用例] 永遠が〈略〉主張した。金閣がそこに未来永劫存在するということを語っている永遠[三島由紀夫金閣寺|1956]

[解説] 副詞的にも用いられ、永久に、永遠にの意を表します。

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