未臨界(読み)ミリンカイ

デジタル大辞泉 「未臨界」の意味・読み・例文・類語

み‐りんかい【未臨界】

核分裂連鎖反応臨界に達しない状態中性子の消失量が発生量を上回る状態で、時間とともに核分裂の数が減り、連鎖反応終息に向かう。臨界未満

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の未臨界の言及

【原子炉】より

…この状態を臨界という。また,keff>1のときを臨界超過または超臨界,keff<1のときを未臨界または臨界未満という。このようにkeffは原子炉の炉心のような核分裂性物質を含む集合体(中性子増倍体系という)における連鎖反応の特性を支配する基本的指標で,実効増倍係数と呼ばれる。…

※「未臨界」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android