末端基定量法(読み)まったんきていりょうほう(英語表記)end group determination

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「末端基定量法」の意味・わかりやすい解説

末端基定量法
まったんきていりょうほう
end group determination

端末基定量法ともいわれる。高分子化合物構造研究および分子量測定に用いられる分析法。単量体が重縮合して高分子化合物を形成する場合,鎖の中間末端とではその構造が異なっている。このとき末端にある官能基を定量することによって,直鎖状高分子平均重合度分岐高分子の分岐の数などを推定することができる。ポリアミドのような合成高分子ポリペプチド多糖類のような天然高分子の構造研究に広く応用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android