本子(読み)ホンコ

デジタル大辞泉 「本子」の意味・読み・例文・類語

ほん‐こ【本子】

血を分けた本当の子。実子じっし
「わらはに―なければ」〈浄・用明天王
歌舞伎若衆で、色子いろこに対して、舞台を主とする者。
「耳すこし小さくて、―には仕立てがたし」〈浮・胸算用・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「本子」の意味・読み・例文・類語

ほん‐こ【本子】

〘名〙
① 血を分けた本当の子。生みの子。実子
浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)四「御身とはまま敷中、され共わらはに本子なければ」
② 歌舞伎若衆で、男色を主とした色子などに対して、主に舞台に立つ者をいう。
浮世草子世間胸算用(1692)四「耳すこしちゐさくて、本子(ホンコ)には仕たてがたし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android