本師(読み)ホンシ

デジタル大辞泉 「本師」の意味・読み・例文・類語

ほん‐し【本師】

仏語
根本導師。特に、釈迦牟尼仏しゃかむにぶつのこと。
僧となるとき、剃髪ていはつ授戒にたずさわった師。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「本師」の意味・読み・例文・類語

ほん‐し【本師】

〘名〙 仏語。
① 根本の導師。おおもとの師。
法華義疏(7C前)一「燃燈仏。於八子中。第八子。則是釈迦本師」 〔史記‐楽毅伝〕
② 特に、釈迦如来をさす。
※愚迷発心集(1213頃)「本師釈迦牟尼如来、昔霊山に在し時」
③ 特に親しい教えの師。
教行信証(1224)二「本師源空明仏教」 〔讚阿彌陀仏偈〕
仏門にはいったとき、直接、剃髪・授戒にたずさわった師。
※円照上人行状(1302)「小河者即了公之本師也」

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