本方・本辺(読み)もとへ

精選版 日本国語大辞典 「本方・本辺」の意味・読み・例文・類語

もと‐へ【本方・本辺】

〘名〙
もとの方。下の方。
古事記(712)中・歌謡「梓弓檀 い伐らむと 心は思へど い取らむと 心は思へど 母登幣(モトヘ)は 君を思ひ出 末辺は 妹を思ひ出」
② 山のふもとの方。
万葉(8C後)一三・三二二二「三諸(みもろ)は 人の守(も)る山 本辺(もとへ)は あしび花咲き 末辺は 椿花咲く」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android