本町・新町(読み)ほんまち・しんまち

日本歴史地名大系 「本町・新町」の解説

本町・新町
ほんまち・しんまち

[現在地名]北方町北方

円鏡えんきよう寺門前町として発展したと考えられ、慶長五年(一六〇〇)の徳川家康禁制朱印状(円鏡寺文書)は「北方町中 三カ村」に宛てている。円鏡寺大門だいもん通り北に直角家並を整え、北方村の町として最初に成立したのが本町で、本町の北端から大井おおい神社まで東西に続く町並を新町といい、同一五年に成立したという(「諸事留記」中村文書)。寛文一一年(一六七一)の北方村検地帳(北方町役場蔵)によれば、本町の屋敷数三一、最大一反二畝余から最少二六歩の屋敷があった。新町は屋敷数六六、最大七畝余、二畝以下が五一軒。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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