本編(読み)ホンペン

精選版 日本国語大辞典 「本編」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぺん【本編・本篇】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 何編かある書物や文書うちの、主体となる編。正編。
    1. [初出の実例]「序の篇目と本篇の目とが、各々に二づつあるぞ」(出典:史記抄(1477)二〇)
  3. 話題にしているこの編。この文章
    1. [初出の実例]「本編日本の下層社会の編輯に従事せるは」(出典:日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉日本の社会運動)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の本編の言及

【プログラム・ピクチャー】より

…英語でprogrammerともいう。また別の言い方をすれば,番組のメーンになる〈本編feature film〉に対する〈併映作品,添えものsecond feature,supporting feature,co‐feature〉である。 日本映画の場合は〈抱合せ〉という形で,戦前から,現代劇1本と時代劇1本の番組,旧作との〈併映〉,他社作品との〈混映〉,あるいは〈第二部〉と呼ばれた低コストの作品を〈添えもの〉にする方式などがあったが,田中純一郎(《日本映画発達史》)によれば,戦後,〈映画館の乱立乱戦と既封切映画のダンピングによって〉娯楽に飢えていた終戦当時の〈フィルム飢饉〉が昔語りとなった1950年ころから,〈観客へのサービスと称する2本立て興行〉が目だち始めた。…

※「本編」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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