本郷二丁目(読み)ほんごうにちようめ

日本歴史地名大系 「本郷二丁目」の解説

本郷二丁目
ほんごうにちようめ

[現在地名]文京区本郷二―三丁目

本郷一丁目の北に続いて中山道の東西両側に開けた町屋。北は本郷三丁目、東は持組大縄地・本郷春木ほんごうはるき町一―二丁目、西は持組大縄地。町立ての時期などは本郷一丁目と同じ。文政町方書上によれば、町内は京間で、南北間口が東側六二間余・西側六三間余、東西は南側三〇間・北側四〇間(いずれも道幅を除く)。家数一五六(地主一〇・家持一〇・家主一六・地借一八・店借一〇二)で、うち一〇軒は他所居住。町内西側中ほどから西へ延びる通りを俗に大横町という。この地は西丸表坊主吉野栄仁の先祖吉野久円が慶長五年(一六〇〇)拝領した土地で、宝永元年(一七〇四)新道を造るため御用地となり、この新道を大横町とよんだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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