朱夏(読み)シュカ

デジタル大辞泉 「朱夏」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐か【朱夏】

《五行思想で、赤色を夏に配するところから》異称 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「朱夏」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐か【朱夏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 五行思想で、中国において、赤色を夏に配するところから ) 夏の異称。室町末期には「首夏」と混同して四月の意で用いられることが多かった。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「禁庭泉石隔塵埃、朱夏帯寒足趁来」(出典:殿上詩合(1056)泉石夏中寒〈藤原憲房〉)
    2. 「朱夏 シュか 四月名也 又作首夏」(出典:黒本本節用集(室町))
    3. [その他の文献]〔傅咸‐舜華賦〕

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普及版 字通 「朱夏」の読み・字形・画数・意味

【朱夏】しゆか

夏。唐・杜甫〔屋を営む〕詩 我に陰江の竹り 能く朱夏をして(すず)しからしむ

字通「朱」の項目を見る

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