デジタル大辞泉
「朱書」の意味・読み・例文・類語
しゅ‐がき【朱書(き)】
1 朱で書くこと。しゅしょ。
2 楊弓で、200矢のうち50矢以上100矢まで的に命中すること。また、その射手。命中させた者の名を朱で書いたところからいう。
しゅ‐しょ【朱書】
[名](スル)赤い字で書くこと。また、書いたもの。朱書き。「要点を朱書する」
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しゅ‐がき【朱書】
〘名〙
① 朱で書くこと。しゅしょ。
※
親子(1903‐04)〈
国木田独歩〉上「東といふ名字の上に二丁目十六番地差配と朱書
(シュガ)きにした瓦斯燈には」
② (
楊弓で百手
(ももて)(=二〇〇本)射たうち五〇本以上一〇〇本まで的
(まと)に当たった者を塗板に朱書したところから)
弓道で二〇〇本中五〇本以上一〇〇本まで命中の
成績を得ることをいう。
※
浮世草子・
好色一代男(1682)三「おりふし楊弓はじまりて、おのおのやうやう朱書
(シュガキ)くらいにあらそはれしに」
しゅ‐しょ【朱書】
〘名〙 朱で書くこと。また、そのもの。朱書き。
※
史記抄(1477)二〇「
神人があって竹二節の中に朱書のあるを原過と云者に伝て、趙母
に与よと云てやりたぞ」 〔
史記‐趙世家〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報