朱由榔(読み)しゅゆうろう

世界大百科事典(旧版)内の朱由榔の言及

【永明王】より

…中国,南明の遺王の一人。在位1647‐62年。桂王また永暦帝とも称する。姓名は朱由榔(しゆゆうろう)。神宗の孫で,父は桂王朱常瀛(じようえい)。農民反乱軍の張献忠が衡州(湖南省)を攻めたとき広西へ逃れ,父の死後,桂王をついだ。のち唐王が福州(福建省)で清軍に捕らえられると,丁魁楚,瞿式耜(くしきし)(1590‐1650)らによって肇慶(広東省)に擁立され,永暦と建元した。瞿式耜や李定国の勇戦で一時反清運動は勢力を盛りかえしたが,やがてビルマ(現ミャンマー)に逃れ,ビルマ人に捕らえられ,呉三桂率いる清軍に引き渡され殺された。…

※「朱由榔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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