李箱(読み)りそう

百科事典マイペディア 「李箱」の意味・わかりやすい解説

李箱【りそう】

朝鮮詩人,小説家。本名は金海卿。京城高等工業建築科を卒業し総督府に勤務。その間に,《鳥瞰図(ちょうかんず)》の題のもと《異常ナ可逆反応》などの記号,数字を多用した日本語の詩や朝鮮語長編《十二月十二日》を発表。その後,詩では《烏瞰図(うかんず)》の連作や,小説《翼》《逢別記》《童骸》など,一見奇抜で難解な特異なモダニズムの作品を発表したが夭折した。
→関連項目九人会

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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