村山 鳥逕(読み)ムラヤマ チョウケイ

20世紀日本人名事典 「村山 鳥逕」の解説

村山 鳥逕
ムラヤマ チョウケイ

明治期の小説家,牧師



生年
明治10(1877)年

没年
(没年不詳)

出生地
東京

本名
村山 敏雄

経歴
親戚に尾崎紅葉と親しい医者がおり、紅葉硯友社同人広津柳浪の家と親しく、紅葉門下の柳川春葉幼友達という環境の中で、硯友社の藻社周辺作家としてデビュー。明治38年ごろから「明星」に投稿、龍土会にも出席した。一方角筈教会の牧師で、西大久保時代の島崎藤村とも親交があり、宗教小説「ささにごり」に藤村が序を書いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android