杓を振る(読み)しゃくをふる

精選版 日本国語大辞典 「杓を振る」の意味・読み・例文・類語

しゃく【杓】 を 振(ふ)

喜捨の銭を入れてもらうために、柄杓を持って回る。
浮世草子好色五人女(1686)一「銘々の心祝なれば、住吉さまへのお初尾とて、しゃく振って、又あたま数よみて」
借金を頼んで回る。
浄瑠璃・日蓮記児硯(1749)三「方々と近付(ちかづき)の方を廻り、杓(シャク)ふって見ても」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android