杖頭(読み)じょうとう

精選版 日本国語大辞典 「杖頭」の意味・読み・例文・類語

じょう‐とうヂャウ‥【杖頭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (つえ)。また特に、そのあたまや先。
    1. [初出の実例]「杖頭に草鞋(わらぢ)をかけて、笠の内に名をあらはす」(出典:俳諧・芭蕉句選拾遺(1756)僧専吟餞別之詞)
  3. 銭百文の異称
    1. [初出の実例]「付充以一封、投杖頭以充紙筆之資云」(出典:蔗軒日録‐文明一六年(1484)一〇月二八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「杖頭」の読み・字形・画数・意味

【杖頭】じよう(ぢやう)とう

杖の頭。そこに銭袋をかけた。〔晋書、阮脩伝〕性、任にして人事を修めず。~常に行するとき、百錢を以て杖頭に挂(か)け、酒店に至れば、(すなは)ち獨り暢(かんちやう)す。當世の富貴と雖も、肯てみず。

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世界大百科事典(旧版)内の杖頭の言及

【傀儡】より

…演目も多様で,孫楷第は後世の芝居の源と重視する。今日と同じものは杖頭と懸糸の2種。杖頭は約60cmの人形を左手で主棒を支えからくりのひもで表情をつくり,両手についた2本の棒を左手で使う。…

※「杖頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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