条里制集落(読み)じょうりせいしゅうらく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「条里制集落」の意味・わかりやすい解説

条里制集落
じょうりせいしゅうらく

日本古代の計画的集落。条里制と密接に関連して発達した。 50戸をもって1里としたが,これが集落構成の単位で,同時に行政基本単位でもあった。 50戸は 10保から成り,1保は5戸から構成されるのが原則。中央日本を主として広く分布しているが,特に奈良盆地では規則正しい方形や長方形土地割なか集村を形成している農業集落が現在でも分布している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android