杣野村(読み)そまのむら

日本歴史地名大系 「杣野村」の解説

杣野村
そまのむら

[現在地名]面河村杣野

大味川おおみかわ村、直瀬なおせ(現久万町)とともに古くは北番きたばん村の一部であったが、慶長一二年(一六〇七)以前に一村を形成した(→北番。天正一三年(一五八五)大除おおよけ(現久万町)開城後、大野氏配下の牢人の多くは郡内各村に移住したが、杣野村へは、北坂きたばんへ高岡帯刀、とどろ(土泥)へ赤松左近、渋草しぶくさへ松室美作、大成おおなるへ松室美濃・名本左近・黒川久太郎、笠方かさがたへ佐川内蔵之介、岡田屋敷へ佐川佐右衛門が居住したという(熊大代家城主大野家由来)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android