来目路の橋(読み)くめじのはし

日本歴史地名大系 「来目路の橋」の解説

来目路の橋
くめじのはし

一巻 菅江真澄(本名白井秀雄)

成立 天明四年

分類 紀行

原本 秋田佐竹家旧蔵、辻兵吉蔵 写本内閣文庫・国立国会図書館

解説 筑摩郡本洗馬を発し、桔梗ヶ原・霧原を経て湯ノ原・浅間の湯・松本から犀川に沿って下り安曇郡に入り、池田・有明大町、山越しに更級郡橋木に出て、水内郡水内村に至って久米路の橋を見物し、更級郡稲荷山・八幡を経て、坂木・戸倉・矢代から松代に入り、千曲川を越えて川中島から善光寺を尋ね、戸隠山に参詣、裾花川に下り、妻科神社以下の古社に詣で、北国脇往還をわたり野尻の湖を経て越後路に入った経路の古跡を記す。

活字本 真澄遊覧記刊行会、新編信濃史料叢書第一〇巻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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