東下条村(読み)ひがししもじようむら

日本歴史地名大系 「東下条村」の解説

東下条村
ひがししもじようむら

[現在地名]甲府市東下条町

下今井しもいまい村の西、あら川東岸の低湿地にある。対岸は巨摩郡西下条村。甲府盆地では荒川東岸の最も南に位置し、笛吹川との合流地点に近い。満水の時は両河川からの「水いかり上リ野中村内迄いかり上リ申候」の場所という(安政二年「村明細帳」西山梨郡志)。荒川以外にもにごり川・蛭沢ひるさわ川などが笛吹川に合流して潭淵を作り、同所を落尻おつじとよんだという(甲斐国志)。慶長六年(一六〇一)検地帳(県立図書館蔵)には下条村とあり、七冊のうち五冊が残る。慶長古高帳には東下条とあり高二〇六石余。貞享二年(一六八五)の検地帳(県立図書館蔵)では高二一九石余、反別は田一二町余(うち三町余が畑成)・畑四町余、屋敷六反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android