東京夕刊新報(読み)とうきょうゆうかんしんぽう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東京夕刊新報」の意味・わかりやすい解説

東京夕刊新報
とうきょうゆうかんしんぽう

1914年2月1日に中島鉄哉が創刊した夕刊紙。 36年の二・二六事件の際,他紙が夕刊発行を断念したなかで,勇敢にもただ1紙事件の詳報を掲載し,午後4時頃発行禁止となって押収処分を受けたことと,38年5月政権樹立の相談のために汪兆銘がひそかに来日したのを6月 14日の第1面でスクープした (そのため発行停止となり,7月 12日廃刊) ことによって知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android