東京湾人工島構想(読み)とうきょうわんじんこうじまこうそう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東京湾人工島構想」の意味・わかりやすい解説

東京湾人工島構想
とうきょうわんじんこうじまこうそう

建築家の黒川紀章をはじめとする「グループ 2025」による「東京改造計画の緊急提言」 (1987年) および丹下健三研究所による「東京計画 1986」で提案された人工島構想前者は面積3万 ha,居住人口 600万人程度の人工島に,同心円状の運河とそれを横切る碁盤目状の道路網を配置し,海と共存できる都市づくりを目指すもの。後者は3つの人工島と国際空港専用島から成る東京湾特別市を数本の高速道路により都心部および千葉県木更津市と結ぶもので,面積 6600ha,居住人口 250万人,就業人口 150万人程度を見込んでいる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android