東作誌(読み)とうさくし

日本歴史地名大系 「東作誌」の解説

東作誌
とうさくし

別称 追補作陽誌 正木輝雄著

成立 文化一二年

写本 岡山県総合文化センターほか

解説 美作東部六郡の地誌。元禄年間の「作陽誌」が西部六郡に終わっていたためその追補として編纂著者は松平氏津山藩士であるが藩事業ではない点が「作陽誌」と異なる。各郡を郷庄保に分け、さらに村単位に記述する形式も異なるが、併せて美作一国全体の地誌が完成した意義は大きい。

活字本 新訂作陽誌四―八

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android