東善寺(読み)とうぜんじ

日本歴史地名大系 「東善寺」の解説

東善寺
とうぜんじ

[現在地名]佐賀市鍋島町大字森田字西新庄

西新庄にししんじようの西にある。曹洞宗で、東禅寺と称していた。本尊地蔵菩薩

寛永二年(一六二五)建立で、もと法華宗の寺院高伝こうでん寺の九世天国泰薫が再興したといわれる。「葉隠」には、円蔵えんぞう院の村了和尚の処刑に反対し、その助命に失敗した高伝寺一一世湛然が東禅寺(東善寺)に逃れたとされている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android