東板屋村(読み)ひがしいたやむら

日本歴史地名大系 「東板屋村」の解説

東板屋村
ひがしいたやむら

[現在地名]根尾村東板屋

樽見たるみ村の北東に位置し、根尾東谷ねおひがしたに川と板屋谷いたやだに川の合流する地。集落の北二キロ余にあるいわヶ嶽(九九九・五メートル)はヒノキ山ともいい、修験行場であった。正保郷帳によれば田一四石余・畑一一四石余・紙桑木高一四石余・山年貢一三石余。貞享二年(一六八五)大垣藩内検で村高二四四石余となった(大垣領村々高帳)越前へ通じる道が抜け、また口谷くちだに村・奥谷おくだに村を経て山県やまがた神崎かんざき(現美山町)へ通じる道の分岐点であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報