東林派(読み)とうりんは

旺文社世界史事典 三訂版 「東林派」の解説

東林派
とうりんは

明代末期に学界政界で有力であった党派
1604年野に下った顧憲成 (こけんせい) (1550〜1612)らが故郷の江蘇省無錫 (むしやく) で東林書院を再興して時勢を論じ,ここに集まった人びとが政治勢力を結成して東林派と呼ばれた。1621年に一時中央政界を支配したが,宦官 (かんがん) の魏忠賢 (ぎちゆうけん) と結んだ非東林派と争って敗れた。この党争は明末まで続き,明朝没落の一因となった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android