東白川(読み)ひがししらかわ

改訂新版 世界大百科事典 「東白川」の意味・わかりやすい解説

東白川[村] (ひがししらかわ)

岐阜県東部,加茂郡の村。人口2514(2010)。飛驒川の支流白川上流域に位置し,耕地は村域の4%にすぎず,大部分は標高1000m前後の山地帯である。集落と耕地は白川の本支流に沿って点在し,中心の神土(かんど)は県道白川街道)沿いの街村集落である。白川茶と東濃ヒノキの特産地として知られる。幕末維新期に当時の苗木藩が断行した廃仏毀釈は徹底したもので,今なお寺のない村として知られる。越原(おつぱら)のハナノキ自生地は天然記念物。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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