東藻琴村(読み)ひがしもことむら

日本歴史地名大系 「東藻琴村」の解説

東藻琴村
ひがしもことむら

面積:一八四・三八平方キロ

昭和二二年(一九四七)二月網走郡網走町の南東部が分離して成立。網走支庁管内の東部に位置し、北は網走市・斜里しやり小清水こしみず町、西は網走郡美幌びほろ町・女満別めまんべつ町、南は釧路支庁管内川上かわかみ弟子屈てしかが町に接する。地形は南端の藻琴山を最高点に北方に向かって波状に低くなり、同山北麓に源を発する藻琴川とその支流丸万まるまん川とその支流が北へ流下する。西境女満別川、東境浦士別うらしべつ川が北流する。山林畑地が各四割近くを占める。北部を東西に国道三三四号、中央部をほぼ南西に主要道道網走―川湯かわゆ(現弟子屈町)線が通り、両道は市街地の中心部で交差する。近世末期にはアバシリ場所のうち。村域は明治二年(一八六九)八月の国郡画定により北見国網走郡に属し、明治初年に成立したモコト村(藻琴村)、ナヨロ村(娜寄村)、トーフツ村(濤沸村)、ニクリバケ村(新栗覆村)、アバシリ村(網走村)の各一部であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android