松平泰親(読み)まつだいら やすちか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平泰親」の解説

松平泰親 まつだいら-やすちか

?-? 室町時代武将
松平親氏(ちかうじ)の子(弟とも)。父が本拠地としていた三河(愛知県)加茂郡松平郷から額田郡(ぬかたぐん)岩津に進出し,応永33年(1426)には若一王子社を創立した。没年は永享8年(1436),文明4年(1472)ほか諸説がある。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の松平泰親の言及

【松平氏】より

…中世後期の三河国の有力武士で,惣領家は1566年(永禄9)徳川と改姓して江戸時代の将軍家となり,一族は大名,旗本となった(図)。
[松平氏の発祥]
 江戸幕府公認の松平氏発祥譚では,清和源氏新田氏の庶家徳川氏の末裔は,足利氏の迫害のため,本貫の地上野国新田郡徳川郷を退去して時宗の僧となって諸国を流浪し,親氏(ちかうじ)の代に三河国加茂郡松平郷の土豪松平氏の娘婿となったのが,源姓松平氏のはじまりで,9代の後裔家康の代に〈復姓〉したという。…

※「松平泰親」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android