松羽目(読み)マツバメ

デジタル大辞泉 「松羽目」の意味・読み・例文・類語

まつ‐ばめ【松羽目】

《松を描いた羽目板の意》歌舞伎大道具の一。能舞台を模して、正面老松左右の袖に竹を描いた羽目板模様の張り物。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「松羽目」の意味・読み・例文・類語

まつ‐ばめ【松羽目】

〘名〙 歌舞伎の大道具の一つ。能を模した所作事を演ずる場合に、能舞台の鏡板になぞらえ正面に老松を、左右の袖に竹を描いた羽目板の張り物。
巷談本牧亭(1964)〈安藤鶴夫〉三越名人会「幕があくと、松羽目、下手に勾欄(てすり)をつけて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android