松連寺跡(読み)しようれんじあと

日本歴史地名大系 「松連寺跡」の解説

松連寺跡
しようれんじあと

[現在地名]日野市百草

あさ川の下流、川崎街道を見下ろす高台にあった寺院。黄檗宗江戸白金瑞松しろかねずいしよう(瑞聖)寺末寺。慈岳山また枡井山と号したといい、八幡宮別当寺であった。創建の年代などつまびらかでないが、享保六年(一七二一)小田原藩主大久保忠増の室寿昌院によって中興された(風土記稿)。「風土記稿」によると、元禄一三年(一七〇〇)当寺の旧境内の小字仁王塚におうづかから三基の経筒が発見されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android