デジタル大辞泉
「枕上」の意味・読み・例文・類語
ちん‐じょう〔‐ジヤウ〕【▽枕上】
1 寝ている人のまくらのそば。まくらもと。枕頭。
2 寝床にいること。
「やっと床につく多くの人には―は眠る事が第一義である」〈寅彦・路傍の草〉
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ちん‐じょう ‥ジャウ【枕上】
〘名〙
① 寝ている人の頭の周辺。枕頭。枕許。まくらがみ。
② 頭を枕にのせている状態。床についていること。
※落梅集(1901)〈
島崎藤村〉
七曜のすさび・月曜日の
手紙「以上は僅かに病中のつれづれ、手にまかせてさぐりたる書につき〈略〉あたらざるふしぶしは枕上
(チンジャウ)の
饒舌と御見ゆるし被下度候」 〔
岑参‐
春夢詩〕
[
補注]「ちん」は「枕」の
慣用音で、正音は「
しん」。「文明本節用集」には「枕上 シンシャウ」とある。
まくら‐がみ【枕上】
〘名〙 寝ている人の枕の辺。枕もと。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「琴はひきはて給へれば、ふくろに入て宮の御まくらがみに御はかし添へて置きつ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「枕上」の読み・字形・画数・意味
【枕上】ちんじよう(じやう)
枕べ。唐・岑参〔春夢〕詩 枕上片時、春の中 行き盡す、江南數千里字通「枕」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報