林【じょ】(読み)りんじょ

百科事典マイペディア 「林【じょ】」の意味・わかりやすい解説

林【じょ】【りんじょ】

中国,清末の文人,翻訳家。字は琴南。1882年挙人。1902年《椿姫》を《巴黎(パウ)茶花女遺事》として訳出して一躍有名となる。民国後も上海商務印書館より訳業は約300種550冊にのぼる。自身は外国語はできず協力者の口述をその場で文語訳した。文学視野を世界的に広め〈小説〉の価値を高めた。文学革命では文言文に固執反対派急先鋒であった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android