林献堂(読み)りんけんどう(英語表記)Lin Xien-tang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「林献堂」の意味・わかりやすい解説

林献堂
りんけんどう
Lin Xien-tang

[生]1881
[没]1956. 東京
台湾の政治活動家,文化活動家。台湾台中の人。本名は林大椿。1920年「台湾議会設置請願書」を日本の国会提出。同年成立した台湾文化協会総理となる。1923年『台湾民報社長となり白話文を提唱する。1927年台湾文化協会の分裂に際しては,右翼陣営の代表となる。1929年『台湾新民報』社長。1930年台湾地方自治同盟を結成。第2次世界大戦後は国民党に入党し,台湾で参議員,省府委員などを歴任。1949年渡日,のち死去

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「林献堂」の解説

林献堂 りん-けんどう

1881-1956 台湾の実業家,民族運動家。
光緒7年生まれ。生家は台中県の大地主。銀行などを経営するかたわら,梁啓超(りょう-けいちょう)の影響をうけ,台湾議会設置請願運動,民族主義団体の台湾文化協会の設立などを指導する。戦後国民政府とあわず,昭和24年事実上日本に亡命。昭和31年9月8日東京で死去。76歳。名は朝琛。号は灌園。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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