化学辞典 第2版 「枝分れ糖」の解説
枝分れ糖
エダワカレトウ
branched-chain sugar
単糖類の一種で,炭素骨格が直鎖状ではなく枝分れしているもの.D-アピオース,ストレプトース([別用語参照]ストレプトマイシン),ミカロースなど40種類以上のものが,配糖体,ヌクレオシド,抗生物質の構成成分として動物,植物界,微生物界に見いだされている.枝分れ鎖の種類としては,-CH3,-CH2OH,-CH(OH)CH3の3種類がおもであるが,分枝位のOHがNH2やNO2のものもあり,多数のものが合成されている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報