枝枝(読み)えだえだ

精選版 日本国語大辞典 「枝枝」の意味・読み・例文・類語

えだ‐えだ【枝枝】

〘名〙
多くの草や木の枝のそれぞれ。あの枝この枝。多くの枝を一まとめにではなく、個別的に指摘する場合に用いる。
書紀(720)天智一〇年正月・歌謡「橘(たちばな)は己(おの)が曳多曳多(エダエダ)(な)れれども玉に貫く時同(おや)じ緒(を)に貫く」
② 兄弟親族など一門の人々。連枝
※夜の寝覚(1045‐68頃)三「近き程、さすがにえだえだしげくなりまさりて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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