枠(漢字)

普及版 字通 「枠(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 8画

[字訓] わく

[字形] 国字
本字は(わく)。は〔説文五上に「絲を收むる以(ゆゑん)のなり」(段注本)とあって、かせ糸を巻きかえすもの。中心に回転する軸をつけた木の枠を設けて、糸を巻きとる。またそのような形に、方形に木を組むものをいう。「わく」は字音をそのままとる。古く〔新字鏡〕に「 和久(わく)」とみえる。枠の字は、〔滑稽本東海道中膝栗毛、五下〕などにその字がみえるが、字源は明らかでない。

[訓義]
1. かせ糸を巻きとる道具、糸わく。
2. 糸まきのように、細い木で周囲をかこうもの。
3. 仕切りの線、境界のための施設。
4. 全体を囲む線。
5. 全体としての範囲・限度

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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