枡形跡(読み)ますがたあと

日本歴史地名大系 「枡形跡」の解説

枡形跡
ますがたあと

[現在地名]八戸市根城一丁目、糠塚 桝形

上組かみくみ町の南端糠塚ぬかづか村の北西に位置し、八戸城下の南西方面、のぼり街道方面の防御に当たった。貞享年中(一六八四―八八)より築造されていたと伝え(八戸藩史料)、寛保三年(一七四三)大規模に改築された(「八戸藩日記」同年三月一〇日条)。「八戸藩史料」によれば規模は土居の高さ約六メートル、馬踏約二メートル。枡形内の土居の袖の長さ八間、内部の道幅六間。上組町入口の土居端には二本貫の柵があり、幅三間の入口となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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