デジタル大辞泉
「架空」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
か‐くう【架空】
〘名〙
① 空中にかけわたすこと。〔唐太宗‐置酒坐飛閣詩〕
② (形動) 理由や根拠のないこと。事実ではなく想像によること。また、そのさま。
※浮雲(1887‐89)〈
二葉亭四迷〉一「そんな架空な事を宛にして心配するとは」 〔
福恵全書‐蒞任部・攷代書〕
[語誌]
漢籍に
典拠を持つが、明治維新後、
西洋の文芸思想・理論の導入に伴い、
文学の用語として使用されるようになった。
坪内逍遙の「
小説神髄」には「架空」のほか、「仮空」「虚空」といった用語も見られるが、後に
定着普及したのは「架空」である。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「架空」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報