柄樽(読み)エダル

デジタル大辞泉 「柄樽」の意味・読み・例文・類語

え‐だる【柄×樽】

一対の高い柄を付け、それに提げ手を通した酒樽。小売り酒屋が得意先に配達するのに用いた。その一種で、祝儀用として漆塗りにしたものを角樽つのだるとよぶ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「柄樽」の意味・読み・例文・類語

え‐だる【柄樽】

〘名〙 一対の長い柄の付いた小型の樽。胴が朱または黒の漆で塗られてあり、祝儀などで酒を贈るときに用いる。角樽(つのだる)天野樽
※咄本・今歳咄(1773)色子「ゑだるとぬり樽がより合(あふ)て、ゑ樽殿、貴様は仕合(しやはせ)のよい人じゃ」

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