柏木町村(読み)かしわぎまちむら

日本歴史地名大系 「柏木町村」の解説

柏木町村
かしわぎまちむら

[現在地名]平賀町柏木町

六羽ろつぱ川と唐竹からだけ川に挟まれた平野部にあり、北は本町もとまち村、南は吹上ふきあげ村に接する。

建武元年(一三三四)三月一日の北畠顕家国宣(新渡戸文書)によれば「上柏木郷」が安藤五郎太郎高季に与えられている。しかしこの上柏木かみかしわぎ郷については諸説があり、現在の柏木町地区とみない史家も多い。天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字に「柏木町」とある。正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の平賀郡新田に高四八九・二八石とある。貞享四年(一六八七)検地帳に村高七〇五・七七五石、うち田方六五町七畝一五歩、六六一・六四五石、畑方八町六反五畝七歩、四四・一三石、ほかに田畑二反七畝、池床二ヵ所で四反五畝二二歩、漆木七本、八幡社地一畝六歩が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android