染井村(読み)そめいむら

日本歴史地名大系 「染井村」の解説

染井村
そめいむら

[現在地名]多古町染井

多古たこ村の西に位置する。栗山くりやま川の支流多古橋たこばし川沿いに水田が広がり、村の北東部に畑がある(江戸時代中期「村絵図」染井区有)。元禄五年(一六九二)の本染井検地(染井区有文書)によると高三二一石余、反別は田二二町五反余・畑一三町五反余・屋敷七畝余。同一三年頃の下総国各村級分では高四五七石余で、旗本初鹿野(二氏)・三木領の三給。「多古町史」によると、初鹿野伝右衛門領では延宝七年(一六七九)に検地が行われ、田二二町五反余・二三七石余、畑一三町五反余・七六石余、新田畑六町三畝余・二〇石余、屋敷一町余、合計三四一石余。初鹿野次郎左衛門領では元禄二年田畑改で田一〇町五反余・一〇九石余、畑四町七反余・二三石余、屋敷五反余・三石余、新畑四町九反余・一三石余、合計一五〇石余が打出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android