柔和(読み)ニュウワ

デジタル大辞泉 「柔和」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐わ〔ニウ‐〕【柔和】

[名・形動]性質態度が、ものやわらかであること。また、そのさま。「柔和なまなざし」
[類語]温厚温和穏健温良優しいマイルドまろやか穏やか穏便穏当紳士的婉曲えんきょく甘美快美当たらず触らず物柔らか曖昧ほどほど控え目ソフト柔らかい柔軟しなやか軟化柔らか軟質軟弱柔いやんわりぼかすぼやかすぼやけるうやむやメローまったり丸いゆるやか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「柔和」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐わニウ‥【柔和】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 性質や態度などがやさしくて、おとなしいこと。おだやかに落ち着いていてものやわらかなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「柔和接物、緇素毎慕其風」(出典性霊集‐六(835頃)右将軍於華山宅設左僕射大祥斎願文)
    2. 「にうはなるものはちをしんだいすべきによてくはほうなり」(出典:どちりなきりしたん(一六〇〇年版)(1600)一一)
    3. [その他の文献]〔史記‐張釈之伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「柔和」の読み・字形・画数・意味

【柔和】にゆう(にう)わ

やさしく、おだやか。〔史記、張釈之伝〕一人り、橋下より走りて出づ。乘輿の馬く。~尉當(判決)を奏す。一人蹕(ひつ)を犯すは、罰金に當ると。怒りて曰く、此の人親(みづか)ら吾が馬をかす。吾が馬(さいは)ひに柔和なり。令(も)し他の馬ならば、固(もと)より我を敗傷せざらんや。

字通「柔」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ぐんまちゃん

群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

ぐんまちゃんの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android