柳原敏雄(読み)ヤナギハラ トシオ

20世紀日本人名事典 「柳原敏雄」の解説

柳原 敏雄
ヤナギハラ トシオ

昭和期の料理研究家 江戸懐石料理近茶流宗家;柳原料理教室主宰



生年
明治45(1912)年1月29日

没年
平成3(1991)年2月2日

出生地
群馬県前橋市

学歴〔年〕
東京農業大学造園科〔昭和6年〕卒

経歴
江戸の文化文政時代から続く近茶料理(江戸懐石)を体系づけて、昭和21年に流派として確立し宗家となる。東京・赤坂で柳原料理教室を主宰する傍ら、料理研究のために全国を歩く。著書に「山菜歳時記」「味をたずねて」「魚介歳時記」、「懐石 近茶流」(長男共著)ほか。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柳原敏雄」の解説

柳原敏雄 やなぎはら-としお

1912-1991 昭和時代の料理研究家。
明治45年1月29日生まれ。割烹(かっぽう)緑風閣を経営後,江戸懐石の近茶料理を体系づけ,昭和21年近茶流をおこして宗家となる。東京赤坂で柳原料理教室を主宰。平成3年2月2日死去。79歳。群馬県出身。東京農大卒。著作に「味をたずねて」「伝承日本料理」など。
格言など】人と人との和合にも相性があるように,料理もこの相性を無視してはおいしいものはできません(「であいもの」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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