柳田 泰雲(読み)ヤナギダ タイウン

20世紀日本人名事典 「柳田 泰雲」の解説

柳田 泰雲
ヤナギダ タイウン

昭和期の書家 学書院院長。



生年
明治35(1902)年1月1日

没年
平成2(1990)年3月25日

出生地
東京・日本橋

本名
柳田 伊秀(ヤナギダ コレヒデ)

学歴〔年〕
川端画学校卒

主な受賞名〔年〕
日本書道作振会文部大臣賞〔昭和2年〕,中国文化栄誉章〔平成1年〕

経歴
父・泰麓の書法を継ぎ、特に欧陽詢風の楷書に秀でる。戦前は中国、戦後は米国各地で個展を開催。昭和7年東方書道会創立者の一人。33年学書院院長。代表作に「紺紙金泥般若心経」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柳田 泰雲」の解説

柳田泰雲 やなぎだ-たいうん

1902-1990 昭和時代の書家。
明治35年1月1日生まれ。柳田正斎の孫。書家の家に生まれ,父の柳田泰麓(たいろく)にまなぶ。東方書道会の創立に参加し,学書院院長などをつとめた。金泥書きの楷書(かいしょ)作品に独自の世界をきずいた。平成2年3月25日死去。88歳。東京出身。本名は伊秀(これひで)。作品に「紺紙金泥般若心経」「紺紙金泥離騒」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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