柴唐戸(読み)シバカラド

デジタル大辞泉 「柴唐戸」の意味・読み・例文・類語

しば‐からど【×柴唐戸】

庭の入り口に設ける両開きの戸。かまち煤竹すすだけで作り、上部の3分の1は割り竹をひし形に組んで藤づるで結び、下部は萩を縦に並べて煤竹の押し縁を当てたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「柴唐戸」の意味・読み・例文・類語

しば‐からど【柴唐戸】

  1. 〘 名詞 〙 庭園入口に設ける両開きの門扉。高さ約一・二メートル、幅約四二センチメートル。周囲の框(かまち)を煤竹(すすだけ)で造り、高さの三分の一の上部を割竹菱組として藤蔓(ふじづる)で結び、以下は萩を縦に並べ煤竹の押縁をあてたもの。〔石組園生八重垣伝(1827)〕
    1. 柴唐戸〈石組園生八重垣伝〉
      柴唐戸〈石組園生八重垣伝〉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android